男らしさの終焉

著者名 グレイソン・ペリー
出版社 フィルムアート社
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著者は1960年生まれ。英国アカデミー賞受賞テレビ番組の司会者。伝統的な男性性・男らしさを4つのエリア「権力(男性が世界を支配する様子)」「パフォーマンス(男性の服装と振る舞い)」「暴力(男性が犯罪や暴力に手を出す様子)」「感情(男性の感情)」に分けて考察し、これまで男性として生きるために必要とされてきた怒り、暴力、腕力などはこれからの男女平等の時代には必要ないと語っています。「他人よりも上回っていたい」という男性の衝動がいかに自身を苦しめているのか…。巻末の「男性の権利(傷ついていい権利、弱くなる権利など)」を大切にすることで、これまでの男らしさを自ら解放できるかもしれません。