自転しながら公転する

著者名 山本 文緒
出版社 新潮社
コメント

働いて、恋愛して、親を介護して…という毎日を送っている主人公の都(みやこ)。都は日々の生活でグルグルと悩みながらも、それでも暮しは休むことなく繰り返し続いていく。

物語の中の都の気持ちに共感できる女性は多いのではないか、と感じながら、都がこれから何をどう選択していくのかが気になり、480ページもある小説とは感じないほどのスピードで読みました。読後、なにかスッキリした達成感も味わえると思います。