宝塚市立男女共同参画センター・エルとは
設置目的
宝塚市では2002年に男女共同参画推進条例を施行し、男女共同参画社会の実現をめざす具体的な施策を実施しています。男女共同参画施策の一つとして男女共同参画社会を実現するための活動拠点として、男女共同参画センターを設置しています。
男女共同参画センターは、すべての人が個人として、性にとらわれず、自分らしくいきいきと充実した生活を送ることができる“男女共同参画社会”の実現を目指すための施策推進の拠点施設として、男女共同参画に関する情報の収集と提供、女性のための相談、男女共同参画の学習を目的とする講座の実施、そしてセンターを拠点として男女共同参画社会の実現を目指して活動するグループの支援などを行うことによって、男女間の性別による不平等をなくし、誰もが能力を発揮し、互いに生きやすい宝塚市をつくっていくための施策の推進に努めています。
センター事業の5つの柱
個人が抱える悩みや問題は、個人の問題ではなく社会の問題へつながっているという視点で、自分で問題を解決したり、自分の生き方を決めたり、かけがえのない自分を大切にするなど、本来もっているさまざまな力が発揮できるように、そしてすべての人が個人として、性にとらわれず、自分らしくいきいきと充実した生活を送ることができるように、
- 「学習・交流」
- 「情報」
- 「相談」
- 「市民活動支援」
- 「施設管理事業」
という5つの柱で事業を展開しています。
学習交流事業
学習交流事業は、女性も男性もともに自立し、対等な立場で協力し、責任を持つ社会を目標に、男女共同参画に関するさまざまな講座やイベントを開催し、学び、気づき、エンパワメント、そして仲間との交流を応援します。
講座・イベントのお知らせ一覧へ
情報事業
情報事業は、気づきや具体的な問題解決行動につながる情報を収集・発信して、ジェンダー視点のある価値観や方法論などこれからの生き方の選択肢を提示するとともに、グループ活動や学習を応援する具体的な情報を、啓発誌・ホームページ・メールマガジン・Facebook・LINEなどで提供しています。
情報の収集・提供
- 情報・図書コーナー
- チャレンジひろば
- 情報相談
情報の加工・発信事業
- テーマ図書展示
- 啓発情報誌「エル・コンパス」発行
- ホームページ
- メールマガジン
- LINE
市民との協働
- 新聞クリッピングボランティアなど
相談事業
相談事業は、女性がかかえるさまざまな悩みを整理し、ひとりの人間として、自分らしく次の一歩を踏み出すため、「面接相談」、「電話相談」、「法律相談」、「起業相談」、「チャレンジ相談」の5つの相談を実施しています。カウンセラーや弁護士など専門家が対応し、当事者の方と一緒に考えながらエンパワメントするお手伝いをします。
女性のための相談室
市民活動支援事業
市民活動支援事業は、個人の問題は社会の問題であるという視点で、市民の自主活動を応援し、連携しながら一人ひとりが大切にされる男女共同参画社会づくりを目指します。
問題意識をもった当事者がひとりではなかなかできない課題や思いに対して、情報を提供したり、グループや人をつなぐコーディネートをし、問題解決へつながる次の一歩を踏み出すために市民活動支援事業を行っています。
グループ交流支援事業
- エルフェスタ
- 利用登録グループ交流連絡会
市民活動支援事業
- 市民活動相談
- 講座修了生の自主グループ支援
施設管理事業
すべての人が個人として、性にとらわれず、自分らしくいきいきと充実した生活を送ることができる“男女共同参画社会”の実現を目指すための施策推進の拠点施設として男女共同参画社会づくりを目指すグループや個人の活動する場所を提供します。
- 学習交流室・プレイルーム
- プリントルーム
- ギャラリースペース
SDGs(持続可能な開発目標)目標5番「ジェンダー平等を実現しよう」の取り組み
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり日本としても積極的に取り組んでいます。